2020年、地震関連のニュースを頻繁に見るようになりました。東日本大震災に触発された富士山の火山活動の活発化や異常な自然現象の発生など、次の巨大地震はいつ起ってもおかしくない状況になりつつある様です。だから科学的根拠に基づいた地震予知サービスの利用が重要です。主な地震予知サービスの費用や仕組みなど比較してみました。
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いつ起きてもおかしくない大地震!
2020年7月時点
様々な「巨大地震の前兆?」と言うニュースを多く見かけます。
巨大地震の前に必ずと言っていい程発生している「異臭騒ぎ」、2020年4月の富士山の「高周波地震」の多発など、怖すぎる内容ばかりです。
やっぱり、いまの日本は地震活動の活発期に入ったと思って間違いないでしょうね。
日本政府も「地震保険」の加入を推奨しているくらいですから・・・。
特に首都圏に住んでいるなら「首都直下型地震」と共に「富士山の噴火」も警戒しないといけませんね。
政府が主催している「大規模噴火時の広域降灰対策検討ワーキンググループ」の発表内容を見ると、富士山が噴火した場合、大量の火山灰によって首都圏は3時間後には停電、交通マヒに陥ってしまうそうです。
東日本大震災の影響で、富士山も高周波地震(火山性地震ではない)が多発するなど、要警戒レベルになってます。
※高周波地震:ひずみの蓄積による地殻の破壊やマグマ貫入に伴う火道周辺の岩石破壊などによって発生する地震の事。
差し当って個人でできる対策としては・・・
異常な自然現象を観測して地震予知を行っているサービスを利用して、常に警戒しておく事だと思います。
別記事で、大地震の前兆情報など整理してます。
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大地震の前兆?異臭、井戸枯れ、電離層の乱れ、NZ地震も?因果関係はあるのかまとめてみた
2020年、近頃地震の前兆かも?と言う話を多く聞くようになってきました。 巨大地震の予知ができるならどんなに良い事だろう ...
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主な地震予知通知サービス
主だった地震予知サービスをピックアップして、料金や地震予知の仕組み、当たる確率などを比較してみました。
MEGA地震予測
MEGA地震予測
的中率 85.3%
提供元 ㈱地震科学探査機構(JESEA)
解 析 東京大学 村井名誉教授
費 用 月額380円(アプリ)
地震予知の仕組み
地表変動を人工衛星で観測、解析
2013年から2018年の5年の間に、日本では震度5以上の地震が54回起きています。「MEGA地震予測」で公表していた予測では、地震発生の6ヶ月以内または3ヶ月以内に、85.3%の高い確率で、地表の異常変動を検知し、「大地震発生の危険性」を示唆していました。
日本全国の地表の異常な変動を、リアルタイムで観測して解析する事で大地震の予測を行う方式。
電離層の攪乱や電子密度による大地震予測が多い中、測量技術を駆使した独自の地震予測ですが、85%を超える的中精度は凄いです!
月額380円なので負担も少ないのが嬉しい。
※有料情報なのでボカシ入れてます(笑)
アプリはとても見やすく
「えっ!? 日本ってこんなに動いてるの!?」とびっくりします。
動画での解説もあり、これなら通勤電車の中で聞いてるだけでも良いので、とても便利に使ってます。
予知するアンテナ
予知するアンテナ
的中率 80%
提供元 ㈱テンダ
監 修 地震予知方法開発者 内山義英氏
費 用 月額200円(メール配信)
地震予知の仕組み
地電流観測+低周波音+マグニチュード累積回数の3種
「予知するアンテナ」では熊本地震以降の国内地震(マグニチュード≧5又は震度≧5弱)で、発生地震158件のうち134件の予報に成功している、民間の地震研究機関ブレインが開発した「3種前兆地震予知法」を採用しています。
2016年に発生した熊本地震(2016年4月16日1時25分・マグニチュード7.3・最大震度7)では、同月の15日から17日に、地震規模マグニチュード7.5から7.9、最大震度7の地震が熊本県中部で起こると予知していました。
免震建築「超高層免震」の研究開発者・創始者と言う、ちょっと毛色の違う経歴の方が「3種前兆地震予知法」と地震予知システムを開発されました。
前述のMEGA地震予測もそうでしたが、地殻に関する情報を解析して地震予知する独自の仕組みです。
「予知するアンテナ」では、アプリではなくメール配信と言う形を採用していますが、危険度が低、中、高の3つで分かり易く、地図も見やすいです。
解析者コメントも、上のサンプル図のコメントは簡素に見えますが、実際の解析者コメントはもう少し詳細なものです。
ただ、メール配信が週1回(水曜日)なので、もう少し頻度が上がれば良いのですけどねぇ。
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地震解析ラボ「地震サーチ」
地震解析ラボ
的中率 非公開
提供元 インフォメーションシステムズ㈱
産学連携
千葉大学大学院 服部 克巳教授
中部大学 井筒 潤准教授
台湾国立中央大学 劉 正彦教授
費 用
「地震サーチ(アプリ)」月額360円
「地震予測プラス(アプリ)」月額600円
「週刊地震予測(メール)」月額220円
地震予知の仕組み
電離層攪乱+GPS電子密度+電磁場変動
国立研究開発法人 防災科学技術研究所が運用されている各種地震観測網のデータを使用して地震予測をしています。
さらに、VLF/LF、ULF、GPSの各電波データをあわせて解析し、地震予測をしています。
東京電気通信大学 早川名誉教授の理論をベースにされていると書かれていますが、あまり詳細に地震予知の方法についての記述がありませんでした。
アプリ版は2種類ありますが、「地震サーチ」と「地震予測プラス」の違いが良く分かりません。
確かにアプリ内の記号等は酷似していますが、廉価版の「地震サーチ」の方が見やすいほどです。
また、メール版の「週刊地震予測」はテキストのみのメールで、地図などの記載がありませんので、ちょっと分かりにくいかも。
地震予知の精度についても非公開で、発表内容を全てアーカイブに保存していると書かれていますが、2018年までのデータしか載っていませんでした。
努力されているのだと思いますが、情報が分かり易く記載されていないので、評価は難しいですね。
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地震予知サービスまとめ
地震予知サービスを提供している各社とも断言されていますが、「地震は予知できる」のが現状の様です。
2011年の東日本大震災当時は、地震予知がまったくできなかった事から、国も地震予知に消極的になったとどこかで読んだ記憶があります。
それから10年、地震予知に対する強い想いを持った方々が、懸命に研究、開発をされ頑張っていらっしゃいます。
こんなにも身近になった「地震予知サービス」ですが、観測設備やシステム開発などのコストが莫大な為、残念ながら無料のサービスはありませんでした。
地殻変動、地電流、電離層など様々なアプローチでの地震予知サービスがありますが、手軽に分かり易い「MEGA地震予測」が個人的にはおすすめです!
最近では横須賀方面で2回目の異臭が発生したり、富士山の周辺で6cm以上の隆起があったりと、とても不安定な状況が続いているそうです。
いま個人でできる事は、備えと地震予知にすがる事しかありません。
早く国が地震予知に注力して、全ての国民が地震予知サービスを無料で受け取れる様になって欲しいものです。