2018年にWTAランキング68位から5位に一気に飛躍した大坂なおみ選手。でもまだ何かが足りない。今の女子テニス界の中で圧倒的な強さを誇る絶対王者はいません。21歳になったばかりの大坂なおみ選手なら絶対王者になれる可能性を秘めています。そんな大坂なおみ選手の試合予定、試合結果、試合後のコメントなどを記録して彼女の成長を見守って行きます。
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現在の女子テニス界
2019年1月1日
現在の女子テニス界は混沌としています。
トップ30の中に「元世界1位(現も含め)」が7人もいます。
(括弧内は2019年1月時点のランキング)
・シモナ・ハレプ(1)
・アンジェリク・ケルバー(2)
・キャロライン・ウォズニアッキ(3)
・カロリーナ・プリスコバ(9)
・セリーナ・ウィリアムズ(15)
・ガルビネ・ムグルサ(17)
・マリア・シャラポワ(29)
男子であればジョコビッチ(1)、ナダル(2)、フェデラー(3)の3人だけなので、女子テニス界が如何に実力が拮抗している(差が無い)かが分かります。
そんな中で2017年から1位をキープしているハレプ選手
復調し2位をキープしているケルバー選手
1年以上3位以上をキープしているウォズニアッキ選手
彼女たちと大坂なおみ選手の間には、まだ少なからず差があると思っています。
メンタルなのか、体力なのか、テクニックなのか・・・
おそらく全てが少しずつ足りていない気がします。
恵まれた体躯を持つ大坂なおみ選手なので「足りてない事ないでしょ?」と思いますが、絶対的な筋力ではなく、柔軟さを兼ね備えたテニスの為の体力を指しています。
⇒大坂なおみ2018全仏オープン3回戦で敗退した理由は不器用さ?
「心・技・体」これが高次元で完成された選手が、絶対王者としてテニス界に君臨するのです。
ハレプ選手が初めて1位になったのは26歳、ハレプ選手が現在の大坂なおみ選手と同じ21歳の時には最高ランキング37位でした。
まだ21歳の大坂なおみ選手が既に世界5位に位置づけている事は、将来の絶対王者の片鱗を垣間見せているのではないか?と期待が膨らむばかりです。

大坂なおみ選手年間最終ランキング推移
2019年の試合予定

大坂なおみ2019年週間ランキング推移
⇒大坂なおみ選手が履いてるナイキのピンクのテニスシューズは何?日本で買えるの?
前年(2018年)の最終ランキングが5位とトップ10入りを果たした大坂なおみ選手には、大会グレードによって出場義務が発生しました。
グランドスラム:4大会全て
(全豪、全仏、全英、全米)
プレミアマンダトリー:4大会全て
(インディアンウェルズ、マイアミOP、マドリードOP、チャイナOP)
プレミア5:5大会中4大会
(ドバイ、イタリア国際、ウェスタン&サザンOP、ロジャーズカップ、武漢OP)
2018年、20大会に出場した大坂なおみ選手
今年はどの大会に照準を合わせてスケジュールを組んでくるのでしょうか?
別記事で2018年の試合結果とWTA全大会のグレードなどを解説してます。
⇒大坂なおみ2018年次の試合はいつ?試合結果とコメント、ランキング推移を随時更新
※大会名のリンクを押すと記事内の試合結果の箇所に飛びます。
| 開催日程 | 大会名 | 開催地 | 大会 カテゴリー | ドロー数 | コート | 前年度の成績 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2018年 12月31日 ~1月6日 | ブリスベン国際 | オーストラリア (ブリスベン) | プレミア | 32 | ハード | 不出場 |
| 欠場 1月7日 ~1月12日 | シドニー国際 | オーストラリア (シドニー) | プレミア | 32 | ハード | 不出場 昨年はホバートに出場 |
| 1月14日 ~26日 | 全豪オープン | オーストラリア (メルボルン) | グランドスラム | 128 | ハード | 4R敗退 (ハレプ) |
| 欠場 2月11日 ~2月16日 | カタール トータルオープン | カタール (ドーハ) | プレミア | 32 | ハード | 2R敗退 (セバストワ) ※2018年はプレミア5 |
| 2月17日 ~2月23日 | ドバイ デューティーフリー | UEA (ドバイ) | プレミア5 | 64 | ハード | QF敗退 (スビトリナ) ※2018年はプレミア |
| 3月6日 ~3月17日 | BNPパリバ オープン | アメリカ (インディアン ウェルズ) | プレミア マンダトリー | 128 | ハード | 優勝! |
| 3月19日 ~3月20日 | マイアミオープン | アメリカ (フロリダ) | プレミア マンダトリー | 128 | ハード | 2R敗退 (スビトリナ) |
| 4月22日 ~4月28日 | ポルシェ・テニスグランプリ | ドイツ (シュトゥットガルト) | プレミア | 32 | クレー | 不出場 フェドカップに出場 |
| 5月4日 ~5月11日 | ムチュア マドリッドオープン | スペイン (マドリッド) | プレミア マンダトリー | 64 | クレー | 1R敗退 (シュアイ・ザン) |
| (予想) 5月13日 ~5月19日 | イタリア国際 | イタリア (ローマ) | プレミア5 | 64 | クレー | 2R敗退 (ハレプ) |
| 5月26日 ~6月8日 | 全仏オープン | フランス (パリ) | グランドスラム | 128 | クレー | 3R敗退 (マディソン・キーズ) |
| (不出場) 6月10日 ~6月16日 | ネイチャーバレー オープン | イギリス (ノッティンガム) | インターナショナル | 32 | 芝 | SF敗退 (アシュレイ・バーティ) |
| (出場決定) 6月17日 ~6月23日 | ネイチャーバレー クラシック | イギリス (バーミンガム) | プレミア | 32 | 芝 | 2R敗退 (ダリラ・ヤクポビッチ) |
| 7月1日 ~7月13日 | ウィンブルドン | イギリス (ロンドン) | グランドスラム | 128 | 芝 | 3R敗退 (ケルバー) |
| (不出場) 7月29日 ~8月4日 | シティオープン | アメリカ (ワシントンDC) | インターナショナル | 32 | ハード | 2R敗退 (マグダ・リネッテ) |
| (予想) 8月5日 ~8月11日 | ロジャーズカップ | カナダ (トロント) | プレミア5 | 64 | ハード | 1R敗退 (カルラ・スアレス・ナバロ) |
| 8月12日 ~8月18日 | ウェスタン &サザンオープン | アメリカ (シンシナティ) | プレミア5 | 64 | ハード | 1R敗退 (マリア・サッカリ) |
| 8月26日 ~9月7日 | 全米オープン | アメリカ (ニューヨーク) | グランドスラム | 128 | ハード | 優勝! |
| (予想) 9月16日 ~9月22日 | 東レ パンパシフィック | 日本 (東京) | プレミア | 32 | ハード | 準優勝! (カロリナ・プリスコワ) |
| (予想) 9月22日 ~9月28日 | 武漢オープン | 中国 (武漢) | プレミア5 | 64 | ハード | 欠場 |
| 9月28日 ~10月6日 | チャイナオープン | 中国 (北京) | プレミア マンダトリー | 64 | ハード | SF敗退 (アナスタシア・セバストワ) |
| (希望) 10月27日 ~11月3日 | WTAファイナルズ | 中国 (深セン) | WTAファイナルズ | 8 | ハード | ラウンドロビン敗退 |
※カタールとドバイは大会グレードが昨年と逆転(プレミア⇔プレミア5)しています。
※プレミア5は5大会中4大会の出場義務がありますので5大会とも「予想」として入れてあります。
大坂なおみ選手2019年の試合結果とコメント
ブリスベン国際
1R(BYE)
2R(デスタニー・アイアバ オーストラリア 247位)
○ 6-3、6-2
When does 21-year-old @Naomi_Osaka feel old?
When she's just played 18-year-old @destaneeaiava !
大坂なおみ#BrisbaneTennis pic.twitter.com/K9HacwsUxf
— WTA (@WTA) 2019年1月1日
「実戦の方が練習より好きだから、こうして試合に戻れてこれてうれしく思っている。とても緊張してたから勝ててよかった」
「もう若くはなく21歳。 対戦相手はまだ18歳で、もう若くないと思ってしまった。 できることは、ベストを尽くすこと。 そして応援してくれていることに感謝すること。 みなさん本当にありがとう」
QF(アナスタシア・セバストワ ラトアニア 11位)
○ 3—6、6—0、6—4
セバストワのスライスに手を焼きましたが、「我慢、我慢」で見事な逆転勝利でした。
SF(レシア・ツレンコ ウクライナ 27位)
× 2-6、4-6
この日の大坂なおみ選手、何故かミスを連発でした。
リターンエースを連発したり、私が初めて見た完璧なドロップショットを見せるなど、いい所もありましたがそれ以上にアンフォースド・エラーを繰り返していました。
「正直に言うと、今日の私は最悪の態度だったように思います。私は少し不機嫌になってしまい、そうしないように心掛けました。しかしそれからボールが入らず、私は幼稚なものに戻ってしまいました」
「それが今日の私の主な問題だったのかなと思います。でも、今日はとても貴重なレッスンだったように思います」
シドニー国際
「シドニー国際」公式Twitterアカウントで欠場が発表されましたが、理由については明記されていません。
ブリスベン国際での負け方を見る限り、メンタル的にもかなり落ち込んでいる様にも見えましたので、心身ともにリフレッシュの為に欠場を決めたのかもしれませんね。
全豪オープン
1R(マグダ・リネッテ ポーランド 80位)
○ 6-4、6—2
「今日はテストのようなものだったと思う。どれくらい上手く動けるか自分自身を試していた。自分の時間を楽しんでいたことよりもそちらを意識していた」
肩に不安は?と聞かれ「それはない。肩は大丈夫、でもサービスはいつも心配している。どうにかしなければならない。でもときには良く分からないこともある。ある時は本当に良いし、ある時は不安定になる」
大坂なおみ選手自身が「テスト」と語った様に、この試合は面白かったですね。
相手のセカンドサーブ時にはかなり前で構えて高い打点でハードヒット。 そうかと思えば昨年終盤から使い始めたドロップショット。 これらが綺麗に決まって相手の戦意を喪失させた試合でした。
決めパターンの少なさが彼女の弱点とも思っていたので、今日みたいなプレーを織り交ぜていけたら最強です!
2R(タマラ・ジダンセク スロベニア 78位)
○ 6-2、6-4
「サーブの調子がよかった」
「あまり見たことがなかった選手だったので、きょうの試合は難しかった」
3R(シェイ・スーウェイ 台湾 27位)
○ 5-7、6-4、6-1
グランドスラム大会では4回戦が最高の33歳の選手。 ベテランらしく意表をついたアンダー・サーブを打つなどさすがに揺さぶりが上手い。 この揺さぶりにメンタルが耐えられればパワーとスピードで勝る大坂なおみ選手の勝率は高いと思います。
結果、1セットダウン、第2セットも1-4からの大逆転劇は凄かったですね。
「グランドスラムは好きな大会なので諦めたくないと思った」とコメントしてましたが、第2セット第7ゲーム 40-0からブレイクしてからは全くの別人でした。
4R(アナスタシア・セバストワ ラトビア 13位)
○ 4-6、6-3、6-4
「今はなんかすごくいい感じします」「リードされても諦めず粘れたのがよかった」「次の試合はちょっと難しい」「スビトリナ選手はすごくいい選手、集中力があって我慢強い」
準々決勝(エリナ・スビトリナ ウクライナ 7位)
○ 6-4、6-1
緩急の使い分けが上手い選手です。 コートカバリングも広く、高い打点から打つフォアのクロスは強烈。 大坂なおみ選手が決めきらない事に苛立たなければ勝てる見込みはありますね。
「うれしいけど、満足なんてしていない。まだ先を見ている」「上達するのに、いいドローだった」「安定している選手と対戦することで、それに慣れていけた」
準決勝(カロリーナ・プリスコバ チェコ 8位)
○ 6-2、4-6、6-4
試合前: 2018年9月の「東レ・パンパシフィック・オープン」決勝では4-6、4-6でストレート負けしました。
わずか4ヶ月しか経っていませんが、最近の成長ぶりを見ていると勝っちゃいそうですね!
結果: 大坂なおみ選手、本当に崩れなくなりましたね。 相手のセカンドサーブの時、ベースラインの内側に1歩入って超攻撃的なテニスを行う姿も様になってきました。 特にバックハンドで逆クロスに鋭角リターン、これが綺麗に決まるシーンは気持ちよかったですね!
決勝(ぺトラ・クビトバ チェコ 6位)
優勝! 7-6(2)、5-7、6-4
試合前: 大坂なおみ選手より大きいクビトバ選手、サウスポー特有のワイドに切れていくサーブは強力です。 高さとスピードとパワー、3拍子そろった危険な選手です。 大坂なおみ選手のレシーブがカギになりそうです。
結果: グランドスラム大会 連続制覇!
予想通り、第1セットの序盤はクビトバのワイドに切れるサービスに手が出ず、お互いサービスキープが続きましたが、タイブレークに入ってワイドに来たサービスをリターンエースで決めるなど勢いで勝る大坂なおみ選手が先取。
第2セットも流れを保ったまま行くかと思った第9ゲーム、クビトバのサービスゲームで3つのマッチポイントを握りながら驚異的な粘りで挽回されてしまうと、5-6となった第12ゲームでラブゲームでサービスゲームを落として1セットオールに。
嫌な空気が流れかけた第3セット。 メンタルが崩れなかった大坂なおみ選手が先にブレイク。 終盤、クビトバのワイドに切れるサービスに完全に順応した大坂なおみ選手が、クビトバ選手を圧倒して悲願の優勝!
試合後の優勝インタビュー:
第2セット5-3の場面で「マッチポイントで気が散ってしまった。勝つ前に勝ってしまったと思ってしまった」
試合の休憩中に「私は世界で1番強い人と戦っていると考えようにしました」
「第2セットは失敗してしまったという思いがあった。とにかく自分の感情を抑えて同じ間違いをしてはならないと思った」
ツアー前の準備では「とにかく走りました。単純なトレーニングでした。 とても大変だったけど、頑張ればこのトロフィーが手に入るのと自分に言い聞かせました」
フォアハンドのスライスや、昨年終盤から使い始めたドロップショットはネット中断に掛かるなど、技術的にもまだまだ覚えることがありますが、今日の試合を見る限り彼女の順応性の高さはもの凄いです。 試合の最中に成長してるんじゃ?と思うほど素晴らしいテニスをしてました。
まだ21歳の大坂なおみ選手。 女子テニス界の絶対王者として君臨する日もそんなに遠い未来ではあいのかも知れませんね。
カタール・トータルオープン
背中のに痛みがあるとの事で欠場となりました。
出場義務の無い「プレミア」の大会なのでペナルティはありませんが、次の「ドバイ・デューティーフリー・テニス選手権」は「プレミア5」で5大会中4大会への出場義務があります。
ドバイテニス選手権は2月17日からと、10日くらいしか猶予がありません。
昨年も一時期背中の痛みを訴えていたので、ちょっと心配ですね。
カタールオープンの欠場を発表したかと思えば、突然のサーシャ・バインコーチ解任の発表・・・
これにはかなりビックリしましたが、苦手なクレー、そして芝生のシーズンを前に新体制を考えるのも自然と思います。
新コーチは未だ決まっていませんので、ドバイ選手権は日本テニス協会・吉川真司・女子ナショナルチームコーチ(41)が代行されるとの事。
新コーチには様々な憶測が飛び交う中、ついにあのビッグネームの名前も・・・
⇒大坂なおみの新コーチにナブラチロワ?ウィンブルドン9勝のレジェンドに期待!
ドバイ・テニス選手権
1R(クリスティーナ・ムラデノビッチ フランス 67位)
× 3-6、3-6
よもやの初戦敗退・・・
サーシャ・バインコーチの解任後の初戦とあって、メンタル面での心配をしてましたが、悪い予想が当たってしまいました。
「去年は今のランキングと全然違うところにいたので、みんな私に注目してなかった。それは心地よいことでもありました」
「私には、周囲からの注目が少し厳しかった。 みんなが良い意味ではなく私を見ているような気がした」
1年ちょっとでコーチを解任した事について、周囲の反応が大きすぎたのでしょうね。 周囲の目が気になるのはメンタルが未だ弱い証拠でもあります。
早く新しいコーチと契約して万全の体制でフレンチ・オープンに臨んで欲しいですね!
BNPパリバ・インディアンウェルズ
1R(BYE)
2R(クリスティーナ・ムラデノビッチ フランス 65位)
○ 6-3、6-4
試合前: 新しいコーチにジャーメイン・ジェンキンス氏を迎えた初戦。 元々恥ずかしがりやで他人と打ち解けるのに時間が掛かると言っていた大坂なおみ選手なので、メンタル面でのサポートはまだ50%にも満たないはずです。 昨年優勝時の1000ポイントが消滅して王者転落の可能性もあるこの大会、思考がそこにスポットを当てたらかなり厳しい大会となるはずです。 ジェンキンス氏の真価が問われる大会になるかも知れませんね。
試合後:試合前に「私が勝つ」とばかりに息巻いていたムラデノビッチ選手でしたが、復調の兆しを見せた大坂なおみ選手が一蹴した試合でした。
3R(ダニエル・コリンズ アメリカ 25位)
○ 6-4、6-2
試合前: D・コリンズ選手は、波に乗ると怖いタイプです。2019年全豪オープンではA・ケルバー選手(当時2位)を破って準決勝まで進んだのは記憶に新しいですね。 大坂なおみ選手の1勝0敗ですが、油断できない相手です。
試合後:「テニスは昔から楽しんでいるが、短い期間を使っていろいろ考えて、やっぱり自分にはテニスしかないと改めて知った」 「相手より攻撃的なプレーを心掛けようと思っていたし、相手にチャンスを与えたくなかった」 「素晴らしい声援もあり、楽しんでプレーすることができた」
4R(ベリンダ・ベンチッチ スイス 23位)
× 3-6、1-6
試合後: 「こんなスコアで負けた時は、いつも落ち込んで悲しい気持ちになってしまうけど、今はとてもいい気分。 なぜならベストを尽くしたし後悔することは何もないから。 試合を通して終始前向きな気持ちだった」
「ベンチッチがとてもいいプレーをしていただけ。 彼女は素晴らしい選手。 今日は他に何もできなかった」
「試合が始まると、彼女が主導権を握っていると感じた。 出だしは攻撃的にプレーしようとし過ぎていたと思う。 終盤は多くのラリーをしようとして、深く打ったり織り交ぜたけど、彼女はそれにもしっかり対応していた」
結局、新コーチのジェンキンス氏を迎えた最初の大会では結果を残す事はできませんでした。
それでも大坂なおみ選手の表情は明るいので、徐々に結果も伴ってくると期待します。
マイアミ・オープン(3/19~)
1R(BYE)
2R(ヤニナ・ウィックマイヤー ベルギー 141位)
○ 6-0、6-7(3)、6-1
試合後: 「勝利を意識してしまったが、落ち着くように心掛けた」
3R(シェイ・スーウェイ 台湾 27位)
× 6-4、6-7(4)、3-6
試合前: 全豪オープンの3回戦で苦戦を強いられたスーウェイ選手との再戦です。 全豪オープンの時は苦戦というより、負けたと思うほど追い詰められましたので、とても楽しみな試合です。
試合後: 嫌な予感は当たるものですね。 全豪オープンの時と全く逆の試合展開でした。 「彼女との試合がタフになるのは分かっていた。クロスに打ってくると思ったらダウンザラインに打ってきたり予想できない」「試合は自分のテニス次第と過信してしまった。未熟だったと思う」
世界1位になったからと言って勝ち続ける事は相当難しいですから、今回の負けを早く切り替えて次の試合に臨んで欲しいですね。
ただ、クレー・シーズンに入る前にポイントはもう少し稼いでおきたかったですね・・・。
ポルシェ・テニスグランプリ(4/22~)
1R(BYE)
2R(シェイ・スーウェイ 台湾 24位)
○ 6-4、6-3
またしてもシェイ・スーウェイ選手・・・
完全に苦手意識を持ってしまったであろう相手にどう対戦するか? いきなり見所の大会になりました。
試合後: 今日の試合、大坂なおみ選手の調子が良かったと言うより、スーウェイ選手の不調に助けられた格好でした。 それでもスーウェイ選手が時折見せるチェンジ・オブ・ペースや意表をついたコースへの打球には、大坂なおみ選手も見送るしかない場面があって、決して易しい対戦相手ではない事を物語っていました。
「それぞれの瞬間にどんなショットを打つかを判断すること、それが私の大きな課題」とインタビューで言っていましたが、大坂なおみ選手ももっとプレーの幅を拡げていかなければ、スーウェイ選手の様なベテラン選手には今後も苦戦するかもしれませんね。
_
準々決勝(ドナ・ベキッチ クロアチア 25位)
○ 6-3、4-6、7-6(4)
試合後: 「あっという間の出来事のでした。 0-3となり、突然1-5となって・・・。 ペースを取り戻すのにはしばらく時間が掛かりました」 第1セットは悪くなかったのに第2セットを落とした影響か、第3セットで1-5まで追い詰められてしまいました。 試合を観ていた限り、惜しいショットを打っていた訳ではありません。 パニック寸前だったのでしょう、スーパーショットを打ったかと思うとサイドラインを1m近く外れるミスショット、この繰り返しで追い詰められてしまいました。
「今はもうパニックにならないように考えてます。パニックになるとより多くのエネルギーを消費してしまうからです」 「とにかく論理的に考えて、どうやったら問題を解決できるかを見つけようと考えながらプレーしています」 1-5まで追い詰められた後、このコメントが物語る様に必死で我慢していたのでしょうね。 ハードヒットを抑え気味に打ってチャンスを待っていたように見えましたが、追い詰められる過程でもう少しショットの正確性が保てたら良かったのですけどね…。
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準決勝(アネッタ・コンタベイト エストニア 15位)
× 棄権
過去3勝0敗の相手ですが、勝ったのはいずれもハードコートと芝生のコート。 クレーコートでの対戦は初なので楽しみな試合です。
残念ながら、左腹筋痛の為棄権となってしまいました。 クレーコートゆえに自分から打っていかないと決まらない性質の為、余計に身体に負担が掛かっていたのでしょう。
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ムチュア・マドリッドオープン(5/4~)
1R(ドミニカ・チブルコワ スロバキア 33位)※引退
○ 6-2、7-6(6)
試合前: 過去大坂なおみ選手の2勝0敗ですが、体格も良くパワフルな相手ですので、激しい打ち合いが予想されます。 大坂なおみ選手の怪我は大丈夫そうですが、初戦から厳しい戦いは避けたい所です。
試合前のランキングで2位のクビトワとは136ポイント差ですが、クビトワは5/13に昨年優勝の1000ポイントが失効しますので抜かれる事はなさそうです。 それよりハレプが優勝するような事があれば、今大会の結果次第では王者陥落もあり得ます。 全仏オープンを視野に入れて怪我を悪化させないようにして欲しいですね。
試合後: 「乗り越えられて本当にうれしい。 初戦は1番緊張するし、チブルコワとの対戦は難しい。クレーでは特に」 「(クレーコートの感触は)調整する時間が必要だったと思うし、それには数年掛かる気がします。 でも今は以前よりいい感じです」と答えた通り、勝利したとは言え2セットともチブルコワに先行される苦しい展開でした。
2R(サラ・ソリベス・トルモ スペイン 73位)
○ 7-6(5)、3-6、6-0
試合前: 戦績こそパッとしないが、スペインの選手だけあってクレーでの戦いは得意としている選手。 スライスや山なりのトップスピンを使って粘ってくる選手なので、大坂なおみ選手が我慢強く対処できるかが鍵となりそうだ。
試合後: 「第1セットはちょっとラッキーでした。第2セットはちょっと集中力を失ってしまったけど、ファイナルセットは、ゾンビの様なモードになってました。 勝つためにしなければいけない事だけを考えてプレーしてました」 プレースタイルの違いがそのままスタッツに出ていた試合でした。第1セットのウィナーは大坂の23本に対しトルモは6本、アンフォースドエラーも大坂の22本に対しトルモは9本。 トータルポイント数はわずか3本差でした。 第2セットは3-3から突如崩れた大坂なおみが、最後ダブルフォルトで落としましたが、第3セットは大坂のウィナーが炸裂、6-0で勝ち切りました。 この試合ドロップショットが綺麗に決まる事も数回あり、ほんと成長著しいとはこの事なんですね。
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3R(アリャクサンドラ・サスノビッチ ベラルーシ 33位)
○ 6-2、6ー3
試合前: 過去2勝0敗の相手ですがいずれもハードコートでしたので、結果は未知数です。
試合後: 「現時点では本当に良い状態でいます。 また再びテニスを楽しんでいるような気がします。 これは私にとっては常に良い事であり、その精神を持っていれば常にうまくプレーすることができると思います」
_
準々決勝(ベリンダ・ベンチッチ スイス 18位)
× 6-3、2-6、5-7
試合前: 過去1勝1敗の5分、ハードではベンチッチ、クレーでは大坂と言う戦績です。 ですがクレーで勝利したのは2013年、6年も前の話ですので参考にはなりません。 同世代で同じくパワーのある選手なので、かなり厳しい試合になると思います。
試合後: 両者の力は拮抗してました。 どちらが勝ってもおかしくない試合でしたね。 第3セット1ブレイクアップで迎えた第10ゲームを落とした事でベンチッチに波が行ってしまった。 それでもこの大会で大坂なおみ選手はクレーでも充分に戦える力がつき始めている事を証明してみせました。
イタリア国際(5/13~)
1R(Bye)
2R(ドミニカ・チブルコワ スロバキア 33位)※引退
○ 6-3、6-3
3R(ミハエラ・ブザルネスク ルーマニア 29位)
○ 6-3、6-3
試合前: 2018年のノッティンガム(芝生)で初対戦、6-4、6-1で勝っている。 雨天順延でダブルヘッダーとなったので疲れが心配なのと、サウスポー対策の時間がなかったのが唯一の不安要素です。
試合後: 「最も大事な事はクレーコートに対して不平を言うことではなく、その適応の手段を見つけ出す事。 クレーコートでの戦いは、シーズンの中で避けては通れない」 「今はクレーのシーズン。全てを飛ばして進むのは無理。 全てのサーフェスで優れた選手になりたいと思っている。その大きな一歩になるのは、もちろん、クレーで良いプレーができるようになって、どうやって適応するかを学ぶことだと思う」
準々決勝(キキ・ベルテンス オランダ 4位)
× 棄権
シモーナ・ハレプが敗退した事、大坂なおみがベスト8に進出した事で、全仏オープンの第1シードが確定したばかりですが、残念ながら右手の負傷で棄権となってしまいました。 「朝起きたとき親指を動かす事ができませんでした。 練習の為にラケットを握ろうとしてもできず、動かそうとすると痛みが止まりませんでした」 原因は解らないと語っていましたが、ダブルヘッダーで掌の筋を痛めてしまった様です。 球速の遅いクレーコートで勝つ為に強打を強いられたのも一因であることは間違いないですね。
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全仏オープン(5/26~)
1R(A・カロリーナ・シュミドロワ スロバキア 90位)
○ 0-6、7-6(4)、6-1
試合前: イタリア国際で痛めた右手は大分良さそうですね。グランドスラム大会3連覇が掛かっていますが、クレーコートでも勝ちあがれる自信がついた今の大坂なおみ選手なら本当にやってのけちゃうかもしれませんね!
試合後: 「とてもタフで精神的にも厳しい試合だった(第2セット途中に降雨による中断があり)ああいう形でコートを離れることはなかったので、難しかった。 とても緊張したけど勝ててうれしい」 やはりイタリア国際で痛めた右手に不安を持っていたのかもしれません。 また、「自分自身をもう一度証明したいと言う想いがある気がします」ともコメントした様にグランドスラム大会3連覇と言うプレッシャーが大坂なおみ選手の足を止めたのかも知れませんね。
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2R(ビクトリア・アザレンカ ベラルーシ 43位)
○ 4-6、7-5、5-3
試合前: 元世界1位のアザレンカ、前週のイタリア国際で準々決勝まで勝ち残り復調の兆しを見せています。 大坂なおみ選手本人も「昨年のローマ(イタリア国際)の様には行かないと思う(6-0、6-3で大坂が勝利)。 今年の一番難しい試合になると思います」と警戒感をあらわにしてます。
試合後: 本人の想像通りの苦戦でした。 第2セットの第4ゲーム、アザレンカのサービスゲームで0-40からブレイクできなかった事で、次のゲームを先にブレイクされてしまいました。 この流れで一気に持っていかれるかと思いましたが、ここから挽回できるのはメンタルが良くなってるからなのでしょう。
3R(カテリナ・シニアコバ チェコ 42位)
× 4-6、2-6
試合前: シニアコバ選手は突出した武器の無い、言い換えればバランスの取れたオールラウンドプレイヤーです。 ただこれはシングルスでの話し。 ダブルスでは世界ランク1位なので、ネットに出てくる様な事があれば厄介かもしれません。 ネットに出られれば…ですが。
試合後: よもやの敗戦でした。敵は相手選手ではなく、自分自身だった様です。 「ほかの4大大会は楽しめたけど、今回はずっと張り詰めていた」 「最初の2試合は頭が痛いだけだったけど、今日は疲れた」 「とにかくいろんなものが重荷になった。テニスを知らない人は、ランキングを見て判断する。でも、500万位の選手でも、ある日強い日があるの」 「ベストのクレーコートシーズンだったことは間違いない。前向きにとらえたい。とにかく今度は芝のシーズン。上を向くだけ」
ネイチャーバレー・クラシック(6/19~)
ネイチャーバレー・オープン(ノッティンガム)は今年は不出場となりました。
ネイチャーバレー・クラシック(バーミンガム)のエントリー・リストには名前が載ってましたので、出場は決定の様です。ですがまだドローは発表されておりません。
クレーの後の芝生、調整に時間が掛かると思いますが、それより右手の事もあるので休息を選んだのでしょうね。
1R(マリア・サッカリ ギリシャ 33位)
○ 6-1、4-6、6-3
試合後: やっぱりノッティンガムに欠場した事もあり、芝生への準備が万全ではなかったのでしょうね。 芝生の滑るスライスに対処できずにフルセットを強いられてしまいました。
2R(ユリア・プティンセバ カザフスタン 43位)
× 2-6、3-6
試合前: 過去0勝1敗と負け越している相手。 2018年のホバート・オープン(ハード)では大坂なおみ選手がストレート負けしてます。
試合後: 2回戦での敗戦となって、世界ランクも1位陥落の可能性大になってきました。 芝生のコートはやはり難しいですね。 ボールが跳ねずに滑って来るので、より膝を曲げ腰を落として打たないといけません。 ウィンブルドン前に怪我をしなかっただけ良しと考えた方が良いですね。 試合後のコメントは見つかり次第追記します。
記者会見拒否・・・。 悔しくて悲しいのは分かるけど、これはちょっといけませんでしたね。
ウィンブルドン(7/1~)
全仏オープン3回戦、バーミンガム2回戦と早いラウンドでの敗退。
試合結果よりもメンタルの低下が心配です。
世界1位になってから調子が上がらない、そろそろ「サーシャコーチの方が良かったんじゃない?」と言う声も出てきそうな雰囲気ですね。
1R(ユリア・プティンセバ カザフスタン 39位)
× 6(4)-7、2-6
試合前: 初戦が直前の大会で負けた相手・・・。 時々こういうパターン見かけますが、メンタル的には結構きついでしょうね。 でもここで勝てば少しは吹っ切れるはずです。
試合後: よもやの1回戦負け。記者会見で「泣きそう」と心境を告白しわずか4分で席を立ってしまった。 「練習では悪くなかった、もっといいプレーができたはず」 そう言った大坂なおみ選手でしたが、不器用な彼女には未だクレーと芝生は難しかったのでしょう。 芝生ではスピードが速い上に滑ってくる、スライスならなおさらです。 イレギュラーもするし自分自身も体勢を崩しやすいので、より柔軟なフィジカルが必要になると思います。 まだ21歳、チャンスはまだまだありますよ。
ロジャース・カップ(8/5~)
昨年出場したシティー・オープン(7/29~アメリカ)のエントリーリストに名前がありませんでしたので、次戦はロジャース・カップと思います。
心身ともにゆっくり休養して得意なハードコートシーズンを迎えてほしいですね!
ウェスタン&サザンオープン(8/12~)
すみません、仕事が忙しかったので後日記述します。
USオープン(8/26~)
1R(アンナ・ブリンコワ ロシア 66位)
〇 6-4、6(5)-7、6-2
まだ20歳のブリンコワ、パワフルなテニスでストローク戦では大坂なおみ選手を押している場面もありましたが、最後は振り切って初戦突破です。試合後のインタビューでもテンション高めで話してましたので、2Rも波に乗っていきたいですね!
2R(マグダ・リネッテ ポーランド 53位)
2019年の全豪OPでは1Rでストレート勝ちしているものの、昨年は負けていて、過去1勝1敗。 絶好調だった全豪OP頃に比べると今の大坂なおみ選手はまだ不安のある状態ですので、結構しんどい試合になると思います。
※相手選手のランキングは大会実施時点のランキングになります。
試合結果は随時更新していきます。
また、時間に余裕がある時は試合前に相手選手の情報なども書きますね。
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大坂なおみ選手次の試合、結果まとめ
2019年1月1日現在、3位のウォズニアッキとは471ポイント、4位のスビトリナとは235ポイントしかありません。
一方、2018年のWTAファイナルズで大暴れしたスローン・スティーブンスが僅か92ポイント差で迫っています。
「心・技・体」に一層磨きをかけて、WTAの絶対王者として君臨して欲しいですね^^
次の目標は「生涯グランドスラム」の達成ですね!
⇒大坂なおみグランドスラム大会連覇で次の目標はセリーナも成し得なかったグランドスラム?

