Windows7の延長サポート終了が間近に迫ってきましたが、これからWindows10へアップグレードしたり、パソコンの買い換えを検討する人も多いのでは? Windows10では「Microsoft Edge」というブラウザが標準搭載されていますが、使いづらいと言う声が圧倒的に多いです。 それに今はEdgeを使うべきでない理由もあるのです。
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目次
Windows7の延長サポート終了

http://gs.statcounter.com/browser-market-share/desktop/
Windows7の延長サポートが2020年1月14日に終了します。
慌ててWindows10にしようとしている方も多いのではないでしょうか?
添付の画像は2019年5月時点の日本におけるWindowsのエディション毎のシェアです。
Windows7のシェア(黄色)は28.07%
なんと3人に1人は未だにWindows7を使っているのです。
かく言う私のメインPCもWindows7ですが(笑)
使い勝手が良いんですよねぇ・・・
でも諦めてWindows10にする時がやってきたんです。
⇒【初心者向け】Windows7のサポート終了でWindows10パソコンに買い替えないとダメ?
Windows10になると、WEBを参照する為のブラウザは「Microsoft Edge(エッジ)」が標準ブラウザとなります。
新しくWindows10のパソコンを購入した方は、Edgeの使いづらさに戸惑う人も多いのではないでしょうか?
Microsoft Edgeは使いづらい
上の画像は Microsoft Edgeの画面ですが、右クリックのメニューもたったこれだけ・・・(ページによって異なりますが)
すべて選択
印刷
音声で読み上げる
ちなみに同じページをIE11で開いた時の右クリックのメニューは・・・
これこれ
お気に入りの追加や画像の保存など、メニューが豊富にありますよね?
なぜEdgeでは表示されないのか?不思議でたまりません。
動作を軽くするために必要最低限の機能に絞ったんでしょうね。
マイクロソフトはEdgeの売り文句として「IE11に比べて、シンプルで読み込みが早く、セキュリティが強化されている」などと謳っていますが、使い勝手が悪くては意味がありません。
会社のパソコンもWindows10化をしたときに、ブラウザの設定がEdgeになっていると資料をPDFにした時に変な文字になってしまったり、不具合が絶えませんでした。
インターネット・エクスプローラー11は?
Edgeの使いづらさに、思わず「インターネットエクスプローラー11(以下、IE11)」を探す人もいるのでは?
確かにWindows10のパソコンにも IE11 は同梱されているので、使おうと思えば使えます。
しかし・・・
マイクロソフト自身が「IE11を使わないで下さい」と公式ブログで言っちゃってます。
インターネット・エクスプローラーを使うことは危険って・・・
Windows10に同梱しておきながらこの言い草はないですね(笑)
中でも衝撃的なのは次の一文
「最近ではほとんどの開発者はInternet Explorerのテストを行っていません」
それでも同梱するのか・・・
ちょっとこれは如何なものかと(笑)
Microsoft Edgeを今は使うべきでない理由
もう一つ、Microsoft Edgeを使うべきではない大きな理由があります。
それは、Microsoft Edgeがブラウザとして大きな方向転換をしようとしているからです。
「デスクトップでのMicrosoft Edgeの開発にChromiumオープンソースプロジェクトを採用して、お客様のWeb互換性を向上させ、すべてのWeb開発者のWebの断片化を減らすつもりです」
Chromium・・・
どっかで見たことありますよね?
実は「Google Chrome」もChromiumをベースに作られたブラウザなんです。
つまり、Microsoft Edgeの次期バージョンは、Chromiumベースで根本から作り変えられたGoogle Chromeに似たブラウザに変貌を遂げようとしているのです。
Microsoftがこれを発表したのが2018年12月ですので、未だ開発途中なのだと思います。
正式リリースされたとしても当面はバグや不具合などが出るでしょうから、当面安定するまでは使うべきではないんです。
日本の大企業でもEdgeの使用は敬遠していますから、現行バージョンのEdgeはすでに「死に体」といっても過言ではありませんね。
実はこんなに差があるブラウザの世界シェア
IE11は使っちゃダメ・・・
Microsoft Edgeは今は使うべきではない・・・
では何を使えばいいのか?
やっぱりGoogle Chrome一択です。
世界中の国々で使われているブラウザのシェア知ってますか?
5年前は日本と韓国だけがIE(青色)・・・

http://gs.statcounter.com/browser-market-share/desktop/
今年、2019年だと

http://gs.statcounter.com/browser-market-share/desktop/
一部の国を除いてほぼ全面的に緑(Google Chrome)1色です。
圧倒的なシェアですね。
1位 Google Chrome
2位 Firefox
3位 IE
4位 Edge
マイクロソフトが使わないで下さいって公言しているIEより、Microsoft Edgeのユーザは少ないんです。
ひとえにMicrosoft Edgeが使い勝手が悪いのとGoogle Chromeが拡張性が高く使いやすいからだと思います。
なぜこんなにGoogle Chromeが人気なのか?
私もGoogle Chrome派ですが
Googleのアカウントを持っていれば、どのパソコンを使っていても何時もと同じ作業環境で、何時もと同じデータを使って作業できるのですからめちゃくちゃ効率的です。
それがGoogle Chromeの拡張機能で実現できるのです。
Google Chromeの拡張機能で私が便利に使っている機能を簡単にご紹介します。
1.Gmail
言わずと知れたメール機能ですが、今や必需品ですね。
2.Google マップ
行ったことがない土地もストリートビューで下見ができるのが重宝しています。
3・Google フォト
スマホにも同じアプリを入れておくと、スマホで撮った写真がアプリ起動だけで同期されて、すぐにパソコンでも参照できるという優れもの! しかも容量無制限!(最高画質ではありませんが)
4.Google ドライブ
高セキュリティのクラウドサービス。今のご時勢パソコンにデータ保存はナンセンスです。全ての資料をGoogleドライブに保存しておけば友人との共有も楽だし、パソコンが壊れても大丈夫!
5.Google キープ
仕事のアイデアなどスマホアプリで瞬時に入力。自宅でGoogleChrome開けばスマホで記録したアイデアが一覧で見られる便利さ・・・
6.ドキュメント(Word相当)
Microsoft Office無くても大丈夫(笑)
7.スプレッドシート(Excel相当)
こちらもMicrosoft Office無くても大丈夫。
他にも数え切れない拡張機能が無料で使えるんだから、とても利便性が高いです。
ブックマークバーにショートカットを入れておけば、アプリの起動もデータへのアクセスもGoogle Chromeから一瞬でできます。
これらの拡張機能がGoogle Chrome上で動作するのがポイントです。
Microsoft Edgeも拡張機能がありますが、Edge上で動作するものではなくパソコンに別途インストールして使うものが殆どです。
なので、複数のパソコンで同じ作業をしようと思ったら、複数のパソコンに同じようにインストールしなければならないんです。
これじゃ不便ですよね。
マイクロソフトはどこを目指しているのか・・・
Appleが「iPhone&iTunes」でアプリのダウンロード販売に成功すると「Microsoft Store(Edgeの拡張機能もここで入手)」を展開。
Google Chromeがブラウザ上で様々な拡張機能で世界中を席捲すると、Microsoft EdgeをChromeと同じChromiumベースに作り変える・・・。
このままだと、その内Windowsも立場が危うくなるかも知れませんね。
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Win10標準ブラウザEdgeを使ってはいけない理由まとめ
Windows7の延長サポート終了を目前に控え、Windows10への移行をする人が増えてきています。
Windows10になったら、標準ブラウザはMicrosoft Edgeになりますが、使いづらいし現段階では使うべきではない理由があります。
それは現行のMicrosoft Edgeを諦め、Google Chromeと同じChromiumベースのブラウザに方向転換している真っ最中だからです。
本格リリースされたとしても、リリース当初は不具合もあるでしょうし、長年世界中の人に使われてきたGoogle Chromeに勝てるはずもありません。
それこそMicrosoft Edgeの後継ブラウザを使えば、Microsoft Officeが無料で使えるなんて事にならない限り、当面はGoogle Chromeの優位性は変わらないでしょうね。
Windows10のパソコンに移行しても、Google Chromeは同梱されていませんが、ぜひダウンロードして使ってみて下さい。