Windows7がいよいよサポート終了になりますが他人事と思ってませんか? そのまま使い続けたらウィルスに感染したり大変な事になってしまう可能性大です。 パソコン買って何年も経ってないのに…そう思う人も多いと思います。 なるべく安くWindows10にするにはどうしたら良いか?パソコンが苦手な人向けに注意点など分かり易くまとめました。
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目次
windows7のサポート終了はいつ?
2019年に正式リリースされた『Windows7』
10年の時を経て、いよいよ2020年1月14日にサポート終了してしまいます。
Windowsは更新計画が決まっていて、Windows7はようやく役目を終える事になったのです。
個人的には今までのWindowsシリーズの中では、最も使い易い製品だったと思うので残念で仕方ありません。
同じ想いの人は結構大勢いるのではないでしょうか?
企業向けには延長サービスがあるのに、個人向けはありません。
同様に後発のWindows8、8.1も直にサポート期間が終了します。
メインストリームサポートとは、Windowsが正式リリースされた後に発見された不具合やセキュリティ対策などの実施をしている期間です。
延長サポートとは、メインストリームサポートで無償提供された「仕様変更」や「無償サポート」は停止して、セキュリティ更新プログラムの提供と不具合対応のみ提供される期間です。
メインストリームサポート 5年
延長サポート 5年
これが『Windows』のライフサイクルです。
とりあえず、この延長サポート期間内であれば問題ありません(ちゃんとセキュリティ更新プログラムのインストールをしていれば)
パソコンが苦手な人にありがちなのが、「サポート終了? いま使えてるし大丈夫でしょ?」と勝手な判断をしてしまう事です^^;
私の親もちょっと目を離すと「なんか出てる?何もしてないよ?」とセキュリティ更新プログラムのインストールさえしてません(なので時々チェックしてます)
この「大丈夫でしょ?」が命取りにならなければ良いのですが…
使い続けるとどうなる?
延長サポートが終了しても「大丈夫でしょ?」と使い続けた場合どうなるか?
パソコンをインターネットに繋いでいなければいいですが、そんな事はないですよね?
セキュリティ更新プログラムの提供されなくなったパソコンでは、インターネット経由でパソコンに侵入する「裏口」が見つかっても誰も塞いでくれないんです。
その結果、裏口から侵入した悪意のあるプログラムが、パソコンを壊したり、パソコンの中身を盗んだりやりたい放題になってしまいます。
パソコンが壊れるだけなら良いほうです。
最悪、パソコンの中にある個人情報が盗まれたり、キーボードで入力したクレジットカード番号やパスワードが、そのままインターネットの外に出て行ったりしてしまいます。
これはさすがに恐ろしいですよね?
だからWindows7の延長サポートが終了する2020年1月14日までに、Windows10にしておくべきなんです。
パソコン買い替えないとダメ?
パソコンをWindows10にするって…
「新しいパソコンを購入しないとダメなの?」
「あんまり高いのは買えないわ~」
私の親にはこの様に言われました…。
ではどうしたら良いのか?
「インターネットに繋がないで使う」は抜きにして考えると
新しいパソコンを購入するか、今のパソコンのままWindows10へのアップグレードする方法があります。
アップグレードできるなら、新しいパソコンを購入するより安くできますね!
でも、アップグレードって難しくない?
意外と簡単ですよ!
パソコンがWindows10の稼動条件(必要なスペック)を満たしていれば、アップグレードをしちゃいましょう!
必要なスペックとは
| CPU | 1GHz(ギガヘルツ)以上 |
| メモリー | 32ビット版Windowsなら最低1GB 64ビット版なら最低2GB |
| ハードディスク | 32ビット版Windowsなら最低16GB 64ビット版なら最低32GBの空き容量 |
| グラフィックカード | DirectX 9 以上(WDDM 1.0 ドライバー) |
| ディスプレイ | 解像度 800x600以上 |
※WDDM:Windowsディスプレイドライバーモデル
相当古いパソコンでないなら、大抵はクリアできていると思いますので確認してみて下さい。
アップグレードには「無償アップグレード」と「有償アップグレード」があります。
無償アップグレード
マイクロソフトは、Windows10をリリースした2015年7月29日から1年間限定で無償アップグレードを実施しました。
この無償アップグレード期間(2016年7月29日終了)にアップグレードした事のあるパソコンなら、2019年の今でも無償アップグレードが可能とマイクロソフトの公式ページに書いてあります。
「この PC を以前 Windows 10 にアップグレードしたことがあり、再インストールしようとしている場合は、プロダクト キーを入力する必要はありません。Windows 10 は、デジタル ライセンスを使用して、後で自動的にライセンス認証されます」(マイクロソフト公式ページより引用)
お使いのパソコンでWindows10にアップグレードした時の情報をマイクロソフト側で保管しているのですね。
事前にバックアップを取ったり、アップグレード途中でエラーが出ることもありますので、それでも良いからやってみたい!という方はチャレンジしてみると良いですよ。
私の親のパソコンはDELL製の7年前くらいに購入したパソコンですが、Windows10への無償アップグレードを計画中ですので、実施した記録を今度記事に書きますね。
追記:
2019年6月時点でWindows10への無償アップグレードできましたので、手順等詳細にご紹介します。
⇒まだできる!Windows10への無償アップグレード!2019年6月実際にやった手順をご紹介します
有償アップグレード
無償アップグレードとの違いは何か?
はっきり言って、違いはありません!
無償か有償かの違いだけで、マイクロソフトの公式ページからWindows10をダウンロードしてインストールする手順は一緒です。
マイクロソフトの公式ページにWindows10へのアップグレード案内が出ていますが、そこに次のように書かれています。
「Windows 10 をインストールするライセンスをお持ちでなく、Windows 10 にまだアップグレードしていない場合は、こちらから購入することができます。https://www.microsoft.com/ja-jp/windows/get-windows-10」
システム要件を満たしているのに、ライセンスが無い為にアップグレードできない。
そんな人の為のライセンス販売ですが、もし無償アップグレードが今でもできるなら、この選択肢はあり得ませんね。
まずは無償アップグレードを試してみるべきです。
安くて高性能なパソコン買い替え
アップグレードはどうしても自信が無い…
高価なパソコンはちょっと…
買うって言っても、どれを買ったら良いか…
こういう人も多いですよね?
有名メーカー製パソコン
「メーカー製のパソコン」は色んなソフトが初めからインストールしてあって動作が重い事が多い上に高価ですよね。
しかも、最初から入っているソフトのほとんどが一度も使うことの無い不要なソフトだったりします。
その分サポートが良いかと言えばそんな事もなく…
デザイン性やブランド名にこだわるなら良いですが、機能重視なら個人的にはあまりおすすめしません。
パソコンショップ製パソコン
メーカー製のパソコンより安価で性能も高めなパソコンを選びたいなら「パソコンショップ製のパソコン」をおすすめします。
余計なソフトは入っていないので、自分が必要なソフトだけインストールすれば良いのですからね。
でも何故か私の友人・知人たちは、「パソコンショップ製?パソコン詳しくないから敷居が高いね…」と言う人が多いです。
確かにパソコンに詳しい人たちが買いに来ますが、ちゃんとしたパソコンショップならサポートもしっかりしてますし、色んな質問にもちゃんと答えてくれますよ。
そりゃ、自社製パソコンを売っているのですから当然と言えば当然です。
ただ難点もあります。
パソコンショップは近所に無い事が多いと言う点です。
パソコンショップのネットショップもありますが、それこそ少しずつパーツが異なる製品がズラッと並んでいるので、どれを選んだら良いか素人には分かり辛いです。
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リノベーションPCと言う選択肢
いわゆる中古パソコンですが、中古とは言ってもショップが綺麗に清掃して、新品パーツを付け加えて販売しているケースが多いです。
もちろんパソコンショップがWindows10をセットアップして販売してますので安心ですね。
どれを選んだら良いか分かりづらいと言う点では、普通のパソコンショップと変わりませんが、中古だけあって何しろ安いです!
どうしても中古は嫌という人にはおすすめしませんが、大して気にならないおであれば一番安価で高性能なパソコンを手に入れる事ができます。
ただ、ノートPCの中古は難点があります。
それは「バッテリー」です。
ノートパソコンで使われているバッテリーは、経年劣化します。
これだけはどうにもなりません。
私が会社で使っているパソコンも、5~6年も経つとバッテリーを中心に動作が不安定になるものが出てきます。
なのでうちの会社ではリース会社と契約してパソコンは3年更新を標準としてます(3年経ったら新しいパソコンに交換)
まぁこれは会社だからできる事ですけどね。
パソコンを購入する時の選び方
パソコンが苦手な人には一番難しいのが
「どれを買ったら良いか分からない」事です。
お店で「パソコンを何に使いますか?」と聞かれたら何て答えます?
「インターネットで色々調べたり、YOUTUBE観たり、年賀状印刷作ったりとか…」
大体こんな回答をしてませんか?
お店でこれを言ったら、「じゃぁパソコンのスペックは低めでも大丈夫ですね」と言って低スペックの安いパソコンを勧められます。
でも、自分で作業するのは限られていても、パソコンを使っている以上色んな処理が必要になります。
Windowsアップデート、ウィルススキャン、メモリーのスワップ(メモリーの一部をハードディスクに保存)
初心者向けの記事なので、これ以上詳しくは書きませんが、初心者向けであっても低スペックパソコンでは実質使い物にならないと言う事です。
私の叔母は某有名メーカー製のノートパソコンを使っていますが、CPUは「Core i3」、メモリーは4GBです。
ショップでも見かける組み合わせですが、少し古い事もあってパソコンの完全起動に5分程度、重たいセキュリティー更新プログラムなど数種類インストール行ったら半日掛かりです(笑)
私と同じLAN環境を使いながら圧倒的に遅い…
だからパソコン詳しくないからと言って、安くて低スペックのパソコンは買わないように気をつけて下さいね。
それこそ「安物買いの銭失い」になりますよ^^;
最低でも欲しいパソコンのスペック
家電量販店やパソコンショップに所狭しと並んでいるパソコンたち…
パソコンが苦手でも最低限以下のスペックは確保しておきましょう。
CPU
intel製なら「Core i5~i7」以上
AMD製なら「Ryzen 5~7」以上
パソコンの心臓部でもあるCPU、これが弱い(遅い)と致命的です。
intel製だと同じ「Core i7」でも第1世代~第9世代までありますが、私の使っている「Core i7 930(第1世代)」でもそれなりに早いですよ。
メモリー
最低8GB
パソコンの中に入っているプログラム(ソフト)は、一旦メモリーに格納されてから実行されます。
十分なメモリーが無いと、メモリーの一部をハードディスクに一時的に退避するスワップ処理が起こります。
これが頻繁に行われるとパソコンはめちゃくちゃ遅くなります。
ハードドライブ
SSDで最低240GB
SSDとは従来のHDDとは異なり、フラッシュメモリ型のハードドライブで、物理的な読み書きをしない為めちゃくちゃ早いです。
HDDと違い物理的な動作も無い為、壊れにくいですので、パソコン買うならSSDが絶対おすすめです。
グラフィックボード
NVIDIA製なら「GeForce GTX1050」以上
パソコンの値段に響くパーツですので、グラフィックボード無し(CPU内臓)を選んでしまう方も多いですが、CPU内臓と言う事は折角CPUの性能が高くても、映像処理にパワーを取られてしまう事になるので、グラフィックボード付のパソコンを購入しましょう。
ざっと書きましたが、この4つのパーツの性能が確保できれば、快適にパソコン生活を送れますよ^^
忘れてはいけないのが、マイクロソフト・オフィス(MicrosoftOffice)です。
でも、これは購入する時注意しなければなりません。
詳しくはこちらの記事で書いてます。
⇒Win10の中古PCに良くあるオフィス付き「Office買い物ガイド確認済み」って違法じゃないの?
Windows7サポート終了で、中古パソコンを考えている人も多いでしょうが、コンプライアンス違反にならない様に気を付けなくてはなりませんね。
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Windows7サポート終了まとめ
ちょっと横道に反れましたが、Windows7終了まであと半年です!
2020年1月14日には延長サポートが切れて、セキュリティ上のリスクが一気に高まります。
サポートが切れたままのWindows7を使い続けるのは絶対にやめましょう。
Windows10にするには、アップグレードか新しいパソコンを購入するかの何れかになります。
無償アップグレード期間を過ぎた現在でも、無償アップグレードできる可能性もありますので、まずはチャレンジしてみる価値はありますよ!
どうしても難しくてアップグレードは避けたいなら、おすすめはリノベーション(中古再生)パソコンの購入です。
安くて高性能なパソコンを手に入れる事ができますよ。
記述した最低限のスペックを選んでおけば、今後10年は持つのではないと思います。
⇒ 【初心者向け】初期設定だけじゃない!パソコン購入後に絶対にすべき事!




